活動内容
ENJOY CAPについて
「ENJOY CAP(エンジョイキャップ)」は1999年、千葉県浦安市に非営利の市民団体「浦安CAP」として主に浦安市を中心に活動を開始しました。その後千葉全域と都内の江戸川区まで活動エリアが広がり、2005年、名称を「ENJOY CAP」に変更しました。暴力、人権という重く堅苦しいテーマを、笑いを交えて楽しく(ENJOYして)かつ真剣に届けることをモットーとしています。
2023年1月現在、CAPスペシャリストは14名。学校のみならず、児童養護施設・児童相談所・民生委員・企業の研修の場として、さらには大学の授業として、年間約100回のワークショップを実施しています。
CAPプログラム概要
CAP(キャップ)とは Child Assault Prevention(子どもへの暴力防止)の英語の頭文字をとったもので、子どもたちがいじめ・誘拐・チカン・虐待・性暴力といったさまざまな暴力から自分を守るための人権教育プログラムです。
CAPは1978年にアメリカで誕生しました。従来の「~してはいけません」式の危険防止教育とは根本的に異なり、「~することができるよ」と身を守るための行動の選択肢を広げる練習をします。「安心・自信・自由」の人権を子どもたちに繰り返し伝えることで、すべての子どもたちが本来持っている「生きる力」を引き出すプログラムです。
CAPプログラムは以下のような種類に分けられます。各プログラムとも、子どもワークショップとおとなワークショップで構成されます。
CAPプログラムの種類
〈子どもワークショップ〉
●就学前P WS(20分)+ TT(30分) 1日約50分 × 3日 ★1WS15人
●小学生P WS(60分)+ TT(30分) 授業時間 2時限 ★1クラス単位
●中学生P WS(100分)+ TT 授業時間2時限 × 2日 ★1クラス単位
●その他に児童養護施設の子どもたちや、障がいのある子どもたちへのプログラムもあります。
※ WS(ワークショップ)・ TT(トークタイム)については、メニュー「よくある質問」をご覧ください
〈おとなワークショップ〉
所要時間:120分 (人数制限はありません)
CAPでは「子どもワークショップ」の前に、保護者や地域の大人、教職員対象の「おとなワークショップ」を必ず実施します。子どもと日々関わる大人が、子どもの人権を実生活の中で尊重し、エンパワメント(本来持っている生きる力を引き出し、湧き出させること)の在り方を理解し、虐待についての正しい知識を持つことは大切です。大人がCAPのメッセージを知っておくことで、CAPが子どもたちとの共通理解となり、CAPの言葉や概念を使って子どもと話し合うことができるようになるからです。
おとなワークショップは単独で実施することも可能です。
子どもだけでなく、大人へもアプローチしていくのがCAPの特徴です。
※おとなワークショップの内容については、メニュー「よくある質問」をご覧ください。